相続財産の調査と評価ってどうやってするの?

相続財産の調査と評価方法

相続財産は、プラスの財産だけでなく、マイナスの財産もすべて調査する必要があります。また、不動産などの遺産については適正に評価する必要があります。

遺産の調査は、主に、自宅や金融機関などで行います。自宅ではタンスや金庫、仏壇、郵便物、手帳、また金融機関の貸金庫などを調べましょう。借金などのマイナスの遺産は、亡くなられた方がご家族に知らせていないこともあるため、しっかりと調査を行う必要があります。

遺産の評価は、財産ごとにそれぞれ特定の方法で算出されます。たとえば、土地や建物などの不動産は、地域の公示価格や固定資産税評価額を基に評価し、不動産の所在場所、面積、形状など様々な事項が評価に大きな影響を及ぼします。預金や株式などの金融資産については、相続発生時の市場価値で評価します。たとえば株式は相続発生日の終値と相続発生月以前の三カ月ごとの各日の終値の月平均のうち最も低い株価が基準(1株あたりの相続税評価額)となるなど、複雑なルールがあったりします。

そのほか、自動車や美術品なども評価する必要があります。

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